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前回のブログで書いたイタリアの有給休暇の話で気になっていたのは、一方でイタリアの失業率が非常に高いこと。そのことは一応知識として少し持っていた。
その他の国の話でも、前回のブログでも少し追記したが、“良いところばかりが切り取られすぎているのではないか?”という疑念を抱いた人もこのブログを読んだ方の中にいたかもしれない。

その答えをマイケル・ムーア監督がこの映画について聞かれた際のインタビューで見事に示していた。


“この映画を見て『なぜイタリアの高い失業率は無視するんだ?』と言われたら、良い部分のみを撮影しに行ったからだと答える。欠点に注目する人がいれば、わたしは逆に良い部分に注目しそのコントラストを見せたいんだ。特にアメリカ人に対して。まあ、世界中の人に対して、とも言えるが。みんな十分に事実は知っているわけだから、その物事がどうやってこんなにひどくなったか、なんていうドキュメンタリーは見に行く必要がないわけだ。それをよくするために何かに刺激を受けて何かを実行する、これが必要なんだ”



悪い部分の揚げ足を取るのではなく、実際に現実としてある良い部分を知ること。

そして、諦めるのではなく、考えてみること。

そうすれば些細なことかもしれないけれど、自分が普段人と話すことや、何かを選択するときの判断、行動なんかが、少しずつ変わっていくのだと思う。
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2018.11.15 / Top↑
こないだ「殿、利息でござる!」という映画(江戸時代の仙台藩のある宿場町の話で、理不尽な伝馬役のため困窮していた町を住人たちが知恵を絞り、町を救うというような話)を見ました。
その中で、夜逃げをする一家に対して、お金を貸していた人物が言った「あなたが悪いんじゃない。世の中のしくみが悪いんだ。あなたはとてもよく頑張った」というような台詞があって印象に残っている。

“時代のせいにするな” とか “社会のせいにするな” とか、そういうことを言う人がいると思う。
それは、違う。
やはり、“仕組み”が多くの人の人生に作用する。
努力が報われる人は実はラッキーなのだ。
真面目に働いている人たちがこの国にはたくさんいるのに、給与は低く休暇は少ない。
もちろん、この国では職業の選択なんて自由だから、センスよく自分でなんでもやっていける人から見たら、「嫌ならやめりゃいいじゃん、好きなことやりゃいいやん」と思うかもしれない。
でも、みんながそうできる訳じゃない。
実直に黙々と働くことが得意な人がいたとしたら、そうはならない。問題はそういう人たちがまともな給与や休暇をもらえていないということ。

聞いたこともないような法律がどんどん知らぬ間に通っていっている。
ふつうの庶民や労働者から、少しずつわからないように搾取していく。

消費税あがるの、仕方ないとか思ってません?
消費税あげといて、法人税下げてるんですよ。
あげた分をすべて社会保障に使うと言っておいて、半分近く別の用途で使ってるんですよ。
さも、お金がないような報道ばかりで、税金あがるのは仕方ないと思ってませんか。

水道法が改正されようとしてる。
民営化しようとしている。
水道管の老朽化?だから外資に頼む?
財政出動してください。
水道が民営化すれば、採算のとれない地域では水道料金は絶対あがるし、ヘタすれば切り捨てられるかもしれない。
前にも書いたけど“民営化”というのは、みんなが安価で平等に受けることができていたものを、お金儲けの視点から効率化するということ。
だから、お金のない人も、採算のとれない地域も、はじめは“無くしませんよ、料金あがりませんよ”とか言っていても、結局はそうでなくなる。

日本は公務員の人数少ない上に、昨今では非正規雇用がすごく増えている。パソナ、竹中平蔵だ。
そして、ふつうの労働者が公務員より給与も休暇も待遇が悪いもんだから、公務員を叩いたりする。
矛先を完全に間違えている。

アメリカの悪いところばかりを日本は追随している(というか、実際グローバル企業たちの言いなりでいろんな法律を通している)。アメリカは、巨大なグローバル企業が国家をコントロールしているような国(日本もほとんどそう、経団連とか)で、大事なものがどんどん市場原理にさらされていっている。
有名なのは医療。たぶんぼくはアメリカだったら破産してるかもしれないし、ヘタすりゃ生きていけない。あとは、教育、農業、漁業、林業、水道、介護施設、刑務所、警察・・etc。
日本はまだ医療制度など、守られている部分はあるけれど、それも段々と知らぬ間に狙われている。
そこには莫大なお金の塊があるから。
それに割りを食うのは、大多数の庶民。
そして、本当の原因をうまく誤魔化し、身近な(例えば生活保護受給者とか)人を叩かせる。
怒りの矛先は、違うところにあるのに。

“欧米”という言葉がある。
“白人至上主義”という観点で物事を見る場合は、少し有効な言葉かもしれないけれど、大抵の事柄を話すとき、“欧”と“米”は全く違う。“欧”の中でも当然違う。アジアで言えば、日本と韓国と中国をまとめて話すみたいなことだと思う。

マイケル・ムーア監督の「世界侵略のススメ」という映画があって、アメリカの様々な仕組みがいかに酷いものなのか、ということを言及している作品だ。
ここでの“アメリカ”は、ほとんど“日本”にも置き換えることができる。

例えば、イタリアの有給休暇の話。
イタリアでは、年間30〜35日の有給がある。
6月に1週間。夏のバカンスには3週間。冬に1週間。
これはセレブではなく、一般的な労働者の話。
もちろん、ほとんどの会社が土日祝日もお休み。土曜は出勤の代わりに月曜の午前中は休みとかのところもあるようです。日本は祝日多いから、休みが多いとか詭弁でしかない。
朝はゆったり出勤し、なじみのカフェでおしゃべり。昼休みは2時間あり、皆家へ帰り家族と食事をする。
それでいて、国民ひとりあたりのGDPは日本とさほど変わらない。
そして、こうも言っている。「GDPなんてただのお金の情報。日常生活を何も表していない」
イタリアの人は、その休暇を(人にもよるけど)様々なことに使う。勉強したり、家族や友人との交流に使ったり、もちろん旅行に行ったり。豊かに人生を満喫している。
経営者たちの考え方も素晴らしかった。従業員たちの要望をとことん聞き入れ、働いている人やその家族の健康や幸せを心から願っている。
給与に関しても、会社では“13月”の給与があり(法律で決まっているとのこと)、それは休暇の際にどうぞ使ってくださいと、12月にひと月分多く給与を支払うのだそうだ。毎月の給与だけだとしっかり遊ぶお金が足りないから、ということらしい。

イタリアの話が長くなってしまったけど、フィンランドの教育法や、フランスの給食、ノルウェーの刑務所、ポルトガルの麻薬対策、アイスランドの女性のこと、などなど。もちろん良い部分だけが切り取られているという見方もあるかもしれないけれど、日本人が見れば目から鱗が落ちることがたくさんある映画だった。

“国民性の違い”と言って、片付けてしまうのではなく、日本でも出来ることはたくさんあるはずだと思う。
日本の経営者の方々はとりあえず労基法くらいは遵守していただきたいです。有給休暇を与え、残業代はきちんと払ってください、少なくとも。

話は戻って、この映画に出てくる“欧”は“米”とは全く違うことがわかる。“米”では有給は全くとれないらしいし、ホワイトカラーエグゼンプション(日本でも名前をすげ替えた“高度プロフェッショナル制度”として導入)で、残業代も出ない。医療費はバカ高い。

日本は今完全に“米”のやり方へ向かっていってる。
でも、まだ止めることができる部分はたくさんある。
みんながもっと知って、怒ること。
熱くなる人のことをバカにして、斜めから見てコメントしてるのがセンスいいね、とかクソだと思う。

怒ってくれてる人がいて、考えてくれる人がいて、いろんなことに歯止めがなんとか掛かったりしてることはたくさんある。

知った人、気付いた人は、小さくてもいいから怒っていいと思うんやけど。
たぶん、もっといい世の中にしていけるはずやと思っている。
「殿、利息でこざる!」でも、そうだったように。
2018.11.08 / Top↑
何回か更新しようと思って下書きしていたのですが、なんとなく書ききれなくて随分間が空いてしまいました。

その間に、子どもの運動会があったり、いよやかの郷に行ったり、流しそうめんしたり、風邪をひいたり、曽爾高原へ行ったり、そんな感じで生きてました。
風邪はつい最近。家族全員でひいてしまって、なかなか大変で。下の子は数日間40℃近い高熱が続いて本当に心配でしたが、いまはなんとか皆んな持ち直しまして、まだ少し咳は残っているものの、やっとこさ生活も元の軌道に戻せつつあります。健康、ほんとに大事です。

そんなこんなですけど、書き始めてはみたものの、何が書きたかったということもなくて、たまには聞いている音楽のことでも書いてみます。
先月のはじめに出された、折坂悠太さんの新譜をこのところよく聞いています。
折坂さんと言えば、「きゅびずむ」という曲に度肝を抜かれたのは昨年か一昨年前のことでした。
“暮れゆく太陽が、きゅびずんで見える”っていう無敵感のあるフレーズを聞いて衝撃を受けた。
それから、彼の音源はずっと追いかけていて、友人であるカーテンズが何度か彼といっしょにライブをしていた際に生での演奏も見ました。
あの歌唱は、一度生で体感して欲しい。
直接そんなに話した訳ではないですが、佇まいがとても素敵で、音楽も人も、とてもしなやかで、そして強い。そういう感じがします。
いくつかネット上であがっていた彼のインタビュー記事なんかも色々と見て、すっかりファンです。
その記事の中で
“Twitterでも政権批判の投稿をする寸前までいくんですけど、最終的にはいつも投稿できないんです。「俺の表現はそこじゃないだろ」という意識がどこかにあるんでしょうね。わかりやすい反戦歌を作るんじゃなくて、「逢引」みたいな形で表現したいんです。50年後に聴いてもおもしろいと思えるものとして形にしたい”
ということを言うてはって。

彼の歌は今のぼくの生活に寄り添ってくれるものになっています。

新しいアルバム『平成』に収録されている「さびしさ」という曲が特に好きです。
フジロックでのパフォーマンスが素晴らしい。



さて、自分自身も今年おそらく最後になるライブがありまして。
もう来週末にせまってきました。
飲み過ぎ注意な夜になりそうです。宴です。ぜひお越しを。

2018.11/17(土) 谷町九丁目ワンドロップ
open 19:30 start 20:00
charge ¥1500(1drink別)
出演:ヒトリバンケット、久保田和之、シモムラソウシ
2018.11.08 / Top↑
昨日、映画を見てきました。
映画館ではなく、四天王寺にある公共施設での上映会にて鑑賞。
「みんなの学校」という、大阪市住吉区にある小学校の日常を映したドキュメンタリー。めっちゃ近所の学校です。
映画自体は2015年に公開されていて、現在も様々な地域で小さな上映会がずっと続けられているようです。
映画の概要は、公式HPに詳しく載っていますので、ご興味ある方はどうぞ。
http://minna-movie.jp/index.php

とはいえ、ちょっと簡単に説明。HPより抜粋。
大空小学校は、大阪市住吉区にある公立小学校。児童数・約220人(映画撮影当時の2012年)。特別支援の対象となる数は30人を超えていたが、すべての子供たちが同じ教室で学ぶ。教職員は通常のルールに沿って加配されているが、地域の住民や学生のボランティアだけでなく、保護者らの支援も積極的に受け入れた「地域に開かれた学校」として、多くの大人たちで見守れる体制を作っている。学校の理念は「すべての子供の学習権を保障する学校をつくる」であり、不登校はゼロ。唯一のルールとして“自分がされていやなことは人にしない 言わない”という「たったひとつの約束」があり、子供たちはこの約束を破ると“やり直す”ために、やり直しの部屋(校長室)へとやってくる。

映画を見ていて思ったのは、学校全体が寛容の雰囲気に満ちている、ということ。先生がどれだけ対応の難しい子どもがいても絶対に見放さない、向き合う。担任だけに丸投げするのではなく、先生全員で。そして子どもたちもまた、どんな児童がいてもその子のことをよくわかろうと努める。もちろん、中々わかってあげられない部分があるときもある。
でも、その寛容の精神が学校の雰囲気を作り出しているのだと思う。
別の学校で“変わり者”として扱われ、転校してきた子どもがいた。以前の学校の校長の見立てでは「周囲に溶け込むことができず、暴力を振るってしまう」ということが転校時に報告されていたが、大空小学校の子どもたちは、その子をすんなりと自然に受け入れたのだ。その後は一筋縄ではいかないこともあったけど、それぞれみんな関わり合い、少しずつ子どもたちが成長していく姿があった。
映画を見ていて、終始、こみ上げるものがありました。“どうせわかってもらえないんだ”と、諦めの感情を抱いていたであろう子どもが、閉じこもっていた殻を破っていく。いきなり全てうまくいくわけではないけれど、希望が見える瞬間がある。救われる気持ち。それを目の当たりにした。

“学校を安心して来ていい場所にすること”
大空小学校の理念のひとつでもある。

大人たちが勝手に子どもの気持ちを決めつけてかかること、レッテルを貼ってちゃんと向き合わずして、それは教育と言わないんだろうと思う。
レッテルを貼られた子どもはそれに気付く。そして、まわりの他の子どもたちもなんとなくその子を腫れ物のように扱うようになったり、最悪の場合いじめにも繋がってしまうように思う。

小学校の時に学ぶことって、それは単純に学力とかそんなんではなくて、人と関わることの学びであるべきだと思う。
もちろん、学力も大切です。でも、それが全てではないのに、それが全てになってしまうようなやり方をしてはいけないとぼくは思います。
だから、吉村市長。学力テストの点数で先生の報酬を決めるとか、クソみたいなことは絶対にやってはいけないと思いますよ。

大空小学校は、“親がいつも側にいなくても、勉強ができなくても、貧しくても、発達障害というレッテルを貼られても、一人の子が安心して学べる居場所がある、ただこれだけで、この子は安心して自分が育つという事実を作った”ということ。
それを知った子どもは、卒業したあとも、それを糧に生きていくことができる。

ある子どもの後日談がネットであがっていたので、それも添付しておきます。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/54397?page=2

いろんな人が世の中にいるということ、相手の気持ちを考えること、想像力。
生きにくい人たちを排除するのではなく、多くの人がそれを知ること、それだけで随分と世の中の雰囲気は違ってくるように思う。
小学校でそういう学びをすることはとても大切だ。
もちろん単純に簡単にいかないこともたくさんあるだろうけど、自分には何もできないわけではない。
大げさに言うならば、自分の話す言葉が変わるだけで、少しずつ世の中を変えていくことに繋がっているのだから。

学校が変われば、地域が変わる。そして、社会が変わっていく。

意志は言葉を変え、言葉は都市を変えていく。
2018.09.25 / Top↑
ブログの更新が滞っている間に、すっかり秋の雰囲気が漂ってきています。

先日、久しぶりにラジオに出演してきました。
地元のコミュニティFMである、「ラヂオきしわだ」の、とある番組で少しトークと3曲ほど、いとうゆきこ氏と共に演奏・喋りをしてきました。
岸和田・泉州弁バリバリのパーソナリティの方々に圧倒されながら、おもろい時間でした。
収録で後日放送だったので、自分でも放送を聞いたのですが、トークはめっちゃ堅かったけど、演奏は思っていたより良い出来だったかなぁと思いました。ただ、驚愕の編集が施されており、それはそれでまた良い経験というか・・、衝撃でしたけど。
“驚愕の編集”に関して知りたい方は、わたしに会う機会があれば、直接聞いてください。

話は変わって、話題の映画「カメラを止めるな!」を見てきましたよ。
いやはや、面白いですよ。見てない方は是非。
見ながら、ある映画をぼくは思い出していて、吉田恵輔監督の「机のなかみ」っていうやつなんですけど、少しネタバレっぽくなってしまいますが、撮り方のアイデアが似てる気がしました。こちらはおもろいけど、切なくて、ヒロインの女優さんはもう引退してしまったみたいなんですが、この子が最強にかわいいんです。

小川洋子さんの「博士の愛した数式」の小説を読んだ後に、映画も見ました。過去に見たことある気がするけどあんまり印象に残ってなかったので改めて。この作品に関しては小説の方が好きかなぁ。阪神ファン(小川洋子さんも熱狂的阪神ファンらしい)としては、阪神の件りとかディテールがだいぶ省略されていたのが寂しかっただけなんですけどね。
もちろん、映画は映画のやり方ですごく上手く成立していたし、どちらも楽しめた作品でした。

小説や漫画の原作の映像化って、大体論争ありますよね。結局は好みでしかないけど、やはり先にある原作の理解度と、映像作品を撮る監督のセンスなんやろなとか思います。

そういえば、「ヒメアノ〜ル」という映画も最近見た。これは前述の「机のなかみ」の吉田恵輔さんが監督。この監督の作品、僕はすごく好きです。「さんかく」という映画の展開なんかも凄かった。
「ヒメアノ〜ル」は、原作が古谷実さんの漫画なんですが、この映画の場合、原作を全く知らずに見た。そういうケースもありますよね。結果的に原作めっちゃ読みたなる。
とりあえず、映画は凄まじかった。今年見た中で1番の衝撃度やったかもしれません。

もう言うてる間に2018年が終わりそう。
年内のライブは今のところ、あと2本。
9月末は久々の雲州堂。11月にはワンドロで酒の消費量ヤバそうなメンツと。どちらも楽しみ。

2018.9/29(土) 北浜 雲州堂
『SPICE IN THE MUSIC』
open 18:30 start 19:00
予約¥2000 当日¥2500
(+1DRINK¥500別途要)
※お土産付!(Art&Nepalさんのスパイスセット)
出演:ヒトリバンケット と いとうゆきこ、NewTownSymposium、dracaena

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2018.11/17(土) 谷町九丁目ワンドロップ
open 19:30 start 20:00
charge ¥1500(1drink別)
出演:ヒトリバンケット、久保田和之、シモムラソウシ
2018.09.22 / Top↑
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