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友人のブログを読んでいて、日本は安全すぎるが故に“生きる力”を失っているのではないか、というようなことを書いていて、膝を打った。

そういうところあるよな、と思う。便利すぎたり、過剰で過保護な“安全”を担保するための抑圧。
原因は色々あるなぁと思う。ネットの発達とか、みんなでみんなを監視している感じ。いきすぎてるポリティカル・コレクトネス。自主規制されたつまらないテレビ番組とか。自由に何かしようとしている人のあげ足をとっては叩き、出る杭を打つような。

“災害時に、きちんと並ぶ日本人はスゴイ”みたいな話があったりするけれど、あれは、「何日か我慢すればある程度救援や支援を受けることができる」ということが前提にあるからできるのだ、と誰かが言っていた。
もし、そんな保障がなければ、自分や家族を守るために、我先にと物資を取りにいくだろう。と。

それはそうだなと感じつつ、「助けが来るんだ」と思わせてくれる状況を保ち続けてくれているこの国のそういう部分は良いところなんだろうなとも思う。

でも、“生きる力”は育てていきたい。子どもたちにも。異様に便利すぎることとか、モノとか、必ず裏があるよなぁとかも思うし、地に足をつけて暮らしていかなと思います。

2019年。

相変わらず自分の感覚とか、考え方に自信は持てない。誰かの本読んだり、色んな考え方とか、ブログもそうですが、みんなすごいよな、といつも思います。

とはいえ、わたしはわたし。しっかり生きていこうと思う。凝り固まらずに、ゆっくり楽しくやっていきたいです。
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2019.02.04 / Top↑
少し前に銀杏BOYZの峯田氏とカラテカの矢部氏の対談番組を見た。
その中で、峯田さんが「僕は基本的にはお酒を呑まない。何故かというと、酔っ払ってしまって自分しか知らない人に見られたくない部分が出てしまうのが怖いから」というようなことを言っていた。

ぼくはお酒が好きでよく失敗したことがある。最近は自制してますが。
素面の時にでもその時の自分のコンディションによって、自分の中の嫌な部分であったり、偏見とか、攻撃性だったりとか、本来見せたくないところが出てしまうことってある。
それが出てしまうと、後で気付いた時にとんでもなく嫌な気持ちになる。自分の本質はこんな嫌なヤツなんじゃないかと。

SNSで何か書く時には人一倍気をつけて書いてきたのに、先日、一瞬頭に血がのぼってしまい、感情的に書いてしまった。ブログを読んでくれている人の中でその記述を見て不快になった方がいたら、本当に申し訳ないです。
(現在は削除済)

このブログでも、押し付けにならないように慎重に自分なりに考えて拙いながらも文章を書いてきたのに、自分の中ではそれをぶっ壊してしまった気分になった。
SNS上で揉めてしまった相手とは、それを書いてしまった後、直接電話で話してとりあえずは和解できたけど、自分の伝えたかったことを伝えられた訳ではない気がしている。
まだまだ全然うまく喋れない。悔しいなぁ。
やることはこれからもたくさんある。
でもやっぱり、生活を1番大切にしなきゃとも思います。

2018年最後に戒めとなる出来事だった。

M1後の芸人SNS騒動を思い出していた。
自分は有名人でも何でもないから、発言をコピペされて、未来永劫叩く材料に使われたりすることはないけど、彼らはあの一夜の一件だけであんなことになってしまった。
ぼくはやりすぎだと思う。確かに人間性を疑われるワードを使ってしまったかもしれないけど、突発的に言ってしまったかもしれないじゃないかと思う。漫才のことを年中考えて生きている人たちなんだよな。たぶん漫才が死ぬほど好きやと思うし、また面白い漫才を見せて欲しい。

仕事納めまでは、まだあと2日。今年のうちにもう一回くらいは更新しようかなぁ。

少しネットを離れようとも思うけど。
2018.12.29 / Top↑
前回のブログで書いたイタリアの有給休暇の話で気になっていたのは、一方でイタリアの失業率が非常に高いこと。そのことは一応知識として少し持っていた。
その他の国の話でも、前回のブログでも少し追記したが、“良いところばかりが切り取られすぎているのではないか?”という疑念を抱いた人もこのブログを読んだ方の中にいたかもしれない。

その答えをマイケル・ムーア監督がこの映画について聞かれた際のインタビューで見事に示していた。


“この映画を見て『なぜイタリアの高い失業率は無視するんだ?』と言われたら、良い部分のみを撮影しに行ったからだと答える。欠点に注目する人がいれば、わたしは逆に良い部分に注目しそのコントラストを見せたいんだ。特にアメリカ人に対して。まあ、世界中の人に対して、とも言えるが。みんな十分に事実は知っているわけだから、その物事がどうやってこんなにひどくなったか、なんていうドキュメンタリーは見に行く必要がないわけだ。それをよくするために何かに刺激を受けて何かを実行する、これが必要なんだ”



悪い部分の揚げ足を取るのではなく、実際に現実としてある良い部分を知ること。

そして、諦めるのではなく、考えてみること。

そうすれば些細なことかもしれないけれど、自分が普段人と話すことや、何かを選択するときの判断、行動なんかが、少しずつ変わっていくのだと思う。
2018.11.15 / Top↑
こないだ「殿、利息でござる!」という映画(江戸時代の仙台藩のある宿場町の話で、理不尽な伝馬役のため困窮していた町を住人たちが知恵を絞り、町を救うというような話)を見ました。
その中で、夜逃げをする一家に対して、お金を貸していた人物が言った「あなたが悪いんじゃない。世の中のしくみが悪いんだ。あなたはとてもよく頑張った」というような台詞があって印象に残っている。

“時代のせいにするな” とか “社会のせいにするな” とか、そういうことを言う人がいると思う。
それは、違う。
やはり、“仕組み”が多くの人の人生に作用する。
努力が報われる人は実はラッキーなのだ。
真面目に働いている人たちがこの国にはたくさんいるのに、給与は低く休暇は少ない。
もちろん、この国では職業の選択なんて自由だから、センスよく自分でなんでもやっていける人から見たら、「嫌ならやめりゃいいじゃん、好きなことやりゃいいやん」と思うかもしれない。
でも、みんながそうできる訳じゃない。
実直に黙々と働くことが得意な人がいたとしたら、そうはならない。問題はそういう人たちがまともな給与や休暇をもらえていないということ。

聞いたこともないような法律がどんどん知らぬ間に通っていっている。
ふつうの庶民や労働者から、少しずつわからないように搾取していく。

消費税あがるの、仕方ないとか思ってません?
消費税あげといて、法人税下げてるんですよ。
あげた分をすべて社会保障に使うと言っておいて、半分近く別の用途で使ってるんですよ。
さも、お金がないような報道ばかりで、税金あがるのは仕方ないと思ってませんか。

水道法が改正されようとしてる。
民営化しようとしている。
水道管の老朽化?だから外資に頼む?
財政出動してください。
水道が民営化すれば、採算のとれない地域では水道料金は絶対あがるし、ヘタすれば切り捨てられるかもしれない。
前にも書いたけど“民営化”というのは、みんなが安価で平等に受けることができていたものを、お金儲けの視点から効率化するということ。
だから、お金のない人も、採算のとれない地域も、はじめは“無くしませんよ、料金あがりませんよ”とか言っていても、結局はそうでなくなる。

日本は公務員の人数少ない上に、昨今では非正規雇用がすごく増えている。パソナ、竹中平蔵だ。
そして、ふつうの労働者が公務員より給与も休暇も待遇が悪いもんだから、公務員を叩いたりする。
矛先を完全に間違えている。

アメリカの悪いところばかりを日本は追随している(というか、実際グローバル企業たちの言いなりでいろんな法律を通している)。アメリカは、巨大なグローバル企業が国家をコントロールしているような国(日本もほとんどそう、経団連とか)で、大事なものがどんどん市場原理にさらされていっている。
有名なのは医療。たぶんぼくはアメリカだったら破産してるかもしれないし、ヘタすりゃ生きていけない。あとは、教育、農業、漁業、林業、水道、介護施設、刑務所、警察・・etc。
日本はまだ医療制度など、守られている部分はあるけれど、それも段々と知らぬ間に狙われている。
そこには莫大なお金の塊があるから。
それに割りを食うのは、大多数の庶民。
そして、本当の原因をうまく誤魔化し、身近な(例えば生活保護受給者とか)人を叩かせる。
怒りの矛先は、違うところにあるのに。

“欧米”という言葉がある。
“白人至上主義”という観点で物事を見る場合は、少し有効な言葉かもしれないけれど、大抵の事柄を話すとき、“欧”と“米”は全く違う。“欧”の中でも当然違う。アジアで言えば、日本と韓国と中国をまとめて話すみたいなことだと思う。

マイケル・ムーア監督の「世界侵略のススメ」という映画があって、アメリカの様々な仕組みがいかに酷いものなのか、ということを言及している作品だ。
ここでの“アメリカ”は、ほとんど“日本”にも置き換えることができる。

例えば、イタリアの有給休暇の話。
イタリアでは、年間30〜35日の有給がある。
6月に1週間。夏のバカンスには3週間。冬に1週間。
これはセレブではなく、一般的な労働者の話。
もちろん、ほとんどの会社が土日祝日もお休み。土曜は出勤の代わりに月曜の午前中は休みとかのところもあるようです。日本は祝日多いから、休みが多いとか詭弁でしかない。
朝はゆったり出勤し、なじみのカフェでおしゃべり。昼休みは2時間あり、皆家へ帰り家族と食事をする。
それでいて、国民ひとりあたりのGDPは日本とさほど変わらない。
そして、こうも言っている。「GDPなんてただのお金の情報。日常生活を何も表していない」
イタリアの人は、その休暇を(人にもよるけど)様々なことに使う。勉強したり、家族や友人との交流に使ったり、もちろん旅行に行ったり。豊かに人生を満喫している。
経営者たちの考え方も素晴らしかった。従業員たちの要望をとことん聞き入れ、働いている人やその家族の健康や幸せを心から願っている。
給与に関しても、会社では“13月”の給与があり(法律で決まっているとのこと)、それは休暇の際にどうぞ使ってくださいと、12月にひと月分多く給与を支払うのだそうだ。毎月の給与だけだとしっかり遊ぶお金が足りないから、ということらしい。

イタリアの話が長くなってしまったけど、フィンランドの教育法や、フランスの給食、ノルウェーの刑務所、ポルトガルの麻薬対策、アイスランドの女性のこと、などなど。もちろん良い部分だけが切り取られているという見方もあるかもしれないけれど、日本人が見れば目から鱗が落ちることがたくさんある映画だった。

“国民性の違い”と言って、片付けてしまうのではなく、日本でも出来ることはたくさんあるはずだと思う。
日本の経営者の方々はとりあえず労基法くらいは遵守していただきたいです。有給休暇を与え、残業代はきちんと払ってください、少なくとも。

話は戻って、この映画に出てくる“欧”は“米”とは全く違うことがわかる。“米”では有給は全くとれないらしいし、ホワイトカラーエグゼンプション(日本でも名前をすげ替えた“高度プロフェッショナル制度”として導入)で、残業代も出ない。医療費はバカ高い。

日本は今完全に“米”のやり方へ向かっていってる。
でも、まだ止めることができる部分はたくさんある。
みんながもっと知って、怒ること。
熱くなる人のことをバカにして、斜めから見てコメントしてるのがセンスいいね、とかクソだと思う。

怒ってくれてる人がいて、考えてくれる人がいて、いろんなことに歯止めがなんとか掛かったりしてることはたくさんある。

知った人、気付いた人は、小さくてもいいから怒っていいと思うんやけど。
たぶん、もっといい世の中にしていけるはずやと思っている。
「殿、利息でこざる!」でも、そうだったように。
2018.11.08 / Top↑
何回か更新しようと思って下書きしていたのですが、なんとなく書ききれなくて随分間が空いてしまいました。

その間に、子どもの運動会があったり、いよやかの郷に行ったり、流しそうめんしたり、風邪をひいたり、曽爾高原へ行ったり、そんな感じで生きてました。
風邪はつい最近。家族全員でひいてしまって、なかなか大変で。下の子は数日間40℃近い高熱が続いて本当に心配でしたが、いまはなんとか皆んな持ち直しまして、まだ少し咳は残っているものの、やっとこさ生活も元の軌道に戻せつつあります。健康、ほんとに大事です。

そんなこんなですけど、書き始めてはみたものの、何が書きたかったということもなくて、たまには聞いている音楽のことでも書いてみます。
先月のはじめに出された、折坂悠太さんの新譜をこのところよく聞いています。
折坂さんと言えば、「きゅびずむ」という曲に度肝を抜かれたのは昨年か一昨年前のことでした。
“暮れゆく太陽が、きゅびずんで見える”っていう無敵感のあるフレーズを聞いて衝撃を受けた。
それから、彼の音源はずっと追いかけていて、友人であるカーテンズが何度か彼といっしょにライブをしていた際に生での演奏も見ました。
あの歌唱は、一度生で体感して欲しい。
直接そんなに話した訳ではないですが、佇まいがとても素敵で、音楽も人も、とてもしなやかで、そして強い。そういう感じがします。
いくつかネット上であがっていた彼のインタビュー記事なんかも色々と見て、すっかりファンです。
その記事の中で
“Twitterでも政権批判の投稿をする寸前までいくんですけど、最終的にはいつも投稿できないんです。「俺の表現はそこじゃないだろ」という意識がどこかにあるんでしょうね。わかりやすい反戦歌を作るんじゃなくて、「逢引」みたいな形で表現したいんです。50年後に聴いてもおもしろいと思えるものとして形にしたい”
ということを言うてはって。

彼の歌は今のぼくの生活に寄り添ってくれるものになっています。

新しいアルバム『平成』に収録されている「さびしさ」という曲が特に好きです。
フジロックでのパフォーマンスが素晴らしい。



さて、自分自身も今年おそらく最後になるライブがありまして。
もう来週末にせまってきました。
飲み過ぎ注意な夜になりそうです。宴です。ぜひお越しを。

2018.11/17(土) 谷町九丁目ワンドロップ
open 19:30 start 20:00
charge ¥1500(1drink別)
出演:ヒトリバンケット、久保田和之、シモムラソウシ
2018.11.08 / Top↑