春めいてきました。
この時期は外を散歩するのが気持ちいいのですが、花粉症持ちのわたしには悩みどころです。

先週、風邪をひいて、今週に入ってこじらせ、気管支炎になってしまいました。何十年ぶりかに病院で点滴をうつ自体に。投薬治療で落ち着いてはきましたが、まだ咳が止まらないような状態です。仕事もお休みいただいて、自宅療養中。
次のライブまでは1ヶ月ほどあって助かりました。それまでには全快したいと思います。

春から夏にかけて、ライブが何本か決まっています。詳細がまだわからないものもありますが、ひとまずアップしておきます。
次のライブは久しぶりのワンドロップ。楽しみです。

【LIVE情報】
2018.4/28(土) 谷町九丁目 OneDrop
open 19:30 start 20:00
charge ¥1500(1D別)
出演:ヒトリバンケット、久保田和之、鳩羽ネヲン

2018.5/20(日) 鶴ヶ丘 わだのおと
詳細未定

2018.6/10(日) 和歌山 海南市 一灯舎
『ガーデンライブ vol.41』

2018.8/26(日) 四天王寺前夕陽ケ丘 稱念寺
詳細未定
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2018.03.28 / Top↑
3/18。阿倍野流流。久しぶりの公式ライブでした。
いとうゆきこ氏とデュオにて演奏。
ご一緒した、矢谷ウメ子さん、大塚絵美さん、ミカミッヒさんとムラカミマイさん。みなさんやはり猛者でした。
気持ち高まる良き復帰ライブになりました。
少し緊張はしましたが、新しい曲もできたし、5月に閉店になってしまう流流で演奏できてよかった。

そして、見てくれたみなさん、どうもありがとうございました。
当日びっくりのお客さんが来てくれたり。気にかけてもらっているのは本当に嬉しいことです。
少しずつ少しずつ、やっていこうと思う。

【セットリスト】
1.泡沫の日々
2.アトリエの少年
3.シネマの唄
4.春の唄
5.さいごの朝
6.暮らしの唄


次回のライブは、
4/28(土)谷町九丁目ワンドロップ
open 19:30 start 20:00 ¥1500(1D別)
出演:ヒトリバンケット、久保田和之、鳩羽ネヲン

です。


さて、以下は短評シリーズ第三弾です。
ご興味ある方はどうぞ〜。


『食いつめものブルース』(山田泰司)

渡辺哲存さんというシンガーソングライターの曲に「単純だ」という曲がある。
尖閣諸島や反日デモのニュースを見て、中国人が嫌いになったけど、友人を介して知り合った中国人たちと1日を過ごして、とても良くしてもらって、中国人が好きになった・・という歌だ。
この本を読んでいて、哲存さんのこの曲を思い出していた。
“食いつめもの”とは、“食えなくなった”という意味。所謂、中国で“農民工”とよばれる人たちの実情を描いたルポだ。著者自身が農民工と友人関係であったり、かなり密接な関係を築いた上で書かれている。
“爆買い”や“反日デモ”などから想起される中国人像とは全く異なる人たちの生き様を感じることができる貴重なものだと思う。
中国は現在も、農民籍と都市籍が分けられていて、戸籍の移動は許されておらず、農民籍の人たちは都市で働く上で色んな制約を受けている。
ある家族は、違法に賃貸された廃墟などで暮らすことを余儀なくされていた。しかし彼らは、淡々と働き、力強く生き、子供を大切に育てる姿などが印象的だった。
しかし、やはり理不尽なことは多い。都市籍の人と恋に落ち、子供を身籠った農民籍の女性は、農民籍ということで結婚を断られ、シングルマザーとなって子供を育てることを決めたが、中国では正式に結婚をした夫婦以外は子供を持つことはできない。法律上の“罰金”を払わなければ、その子の戸籍は認められないのである。なんちゅう国や。
戸籍がないと、学校にも行けないし、医療は100%自己負担となる。だから、罰金を払ってでも戸籍を“買う”しかない。というような話とか。
北京オリンピック、上海万博、不動産バブル、マンションが居並ぶゴーストタウン。まるで使い捨てられるように消費されていく農民工たち。
抜かりのない政府は、メディアなどを通して歯向かう意識を削ぐことには入念だったりする。
それが功を奏しているからかどうかはわからないが、彼らは根本的なところに怒りを見せない。それはあきらめなのか。
しかし、徐々に追い込まれていく彼ら。
これからどこへ向かっていくのだろうか。またこの著者のルポが出たら読みたい。
哲存さんの歌じゃないけど、ひとつの国があれば、そこには当たり前に色んな人が住んでいて、顔を付き合わして話せば親しみを持てる人がほとんどのはずだ。
ただひたすらにそこに住んでいる人たちのことを決めつけて、排他的になってしまうのは本当に悲しいことだと思う。



『真説国防論』(苫米地英人)

現在の国会の状況は、憲法論議どころではない感じになってしまっていますが、時がくればまたやってくるであろう憲法改正の話とか、昨今の北朝鮮情勢などを鑑みて、読もうと思った一冊。
“天才”と呼ばれる著者の詳細に関しては、興味ある方はネットで調べていただけたらと思いますが、とある国際会議にアジアからただ1人だけ参加してたとか、ほんとに何者なんだろうかと思う人です。
ともかく、その知識の豊富さと経験、交友関係の広さから紡ぎ出される言葉には説得力がありました。
いくつか印象に残ったことを。

まずは、国連憲章における“敵国条項”の話。
日本は第二次大戦後、イタリア・ドイツと共に国連による“敵国”として現在も見做されている。
イタリアとドイツに関しては、NATOへの加盟により敵国条項は事実上適用外。
つまり、現在の国連において“敵国”と認定されているのは世界で唯一日本だけということになります。
“死文化”しているという向きもありますが、それはあくまでも建前。敵国の状態でいるということは、「日本が戦争を起こす火種があれば、国連の許可なく他国は戦争を仕掛けてもいいですよ」ということになる。
憲法を改正したり軍拡をすることにより、それを“火種”と称して中国などが攻めてくる理由付けになることを著者は警告しています。

次に、“北朝鮮の脅威”に関すること。
テレビや新聞、ネットなどの報道では「北朝鮮のミサイルに日本が狙われている」論調ですが、これに関しても冷静かつ理論的な分析をしている。
まず、北朝鮮は“反米”ではあるが、露骨に“反日”ではない。というか、日本をそんなに重要視していない。そして、PAC3やイージス・アショアなどに代表されるミサイル迎撃は、日本を守るためではなく、本当はアメリカの防衛の為のものなのに、日本は多額の費用を出してそれらを購入している。アメリカの死の商人であるMIC(軍産複合体)を太らせ、日本の防衛費を増やさせ、日本経済に打撃を与えることもできる。これは陰謀論でもなんでもない。
“アメリカ・ファースト”を地でいっているのは、安倍政権だと指摘し、軍事分野に関してもかなり詳しい著者は、効果的な防衛費の使い方にも言及している。
その他も気になったところをあげればまだありますけど、このあたりで。
中国脅威論のことだとか、“国防”の本当の意味など、いまの日本が置かれている状況と、これから私たち一人一人が、自分の住む国について考えていく上でのヒントがたくさん詰まっています。
現政権を無条件で擁護する人も、9条至上主義の人も是非読んで欲しいなと思う。
「平和ボケ」と揶揄されることがありますが、これを読めば、少し世の中の見え方が変わるかもしれません。おすすめです。
2018.03.20 / Top↑
2018.3/18(日) 阿倍野 流流
「夜明け前」
開場 14時 開演 14時半
前売¥2000/当日¥2500(1D付)
出演:ミカミッヒ、大塚絵美、矢谷ウメ子、ヒトリバンケット と いとうゆきこ

2018.4/28(土) 谷町九丁目 OneDrop
open 19:30 start 20:00
charge ¥未定
出演:ヒトリバンケット、他未定

2018.5/20(日) 鶴ヶ丘 わだのおと
詳細未定

2018.6/10(日) 和歌山 海南市 一灯舎
『ガーデンライブ vol.41』

2018.8/26(日) 大阪 四天王寺 某所
詳細未定
2018.03.06 / Top↑
羽生くんがオリンピックでメダルを獲得した後のインタビューで、国旗を大切にする(「国旗を下に置くことはできないので・・」という彼の言葉が印象的な)動画がSNS上で拡散されていた。
それをしていた人たちの賞賛の仕方とか、これをネタに「パヨクよ、見たか!」みたいな言説とか。
それを見ていて、“ステイティシズム”と“ナショナリズム”の話を思い出した。
前者は「国家を崇拝しろ!」みたいな感じ。
後者は、自分たちの暮らす郷土や(中央政府ではなく)“くに”を愛すること、というような解釈。
スポーツ選手は、オリンピックなどの国際大会で“国を背負う”というようなことをよく言われる。
もちろん、自分の暮らしている国を愛して、誇りに思う気持ちは素晴らしい。
しかし、個人的な考えを言うと、メダルが取れなかったときに謝る選手がいたりするのは、いたたまれない気持ちになる。わざと負けに行く選手なんかいないのだから。プレッシャーとかが過度にかかってしまったことによる悲しいニュースも過去にあったりする。
ちなみにオリンピック憲章では、“オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない”と書かれているそうだ。
だから、国旗とか国歌とかのことをどう思うかは、選手の自由だ。そもそもこういうことが政治や思想の話に転換させられているのは日本特有と言ってもいいかもしれない。他の国では国歌を歌うという行為に関して揉めるみたいなことは、まぁない。
戦後の占領政策とか、象徴天皇制とか、結局はそういうことに振り回されていて、分断が起きてるってだけなんやろうな。

“国を愛する”って、感覚は難しい。
例えば、スウェーデンでは、「戦争がおきたら国のために戦うか?」という質問に対して、20〜30代の若者の80%近くがイエスと言っている。
同じ質問を同じ年代に日本ですると、約15%だそうだ。
この感覚はなんとなくわかる気もする。
たぶんスウェーデンの若者がそうなるのは、スウェーデンという“くに”も“政府”も信用してるし、“政府”が国民のためにきちんと政策なりを真っ当にやってくれている感覚があるからなのかもしれない。
日本の若者は、日本という“くに”は好きだけど、“政府”のことはキナ臭く感じているからではなかろうか。大企業や投資家たちを利して、労働者を食いモノにする政策がバンバン通っていって、それに関心がある人はもちろん、そもそも政治に関心がない人たちが、この国のために戦うはずがない。そう仕向けてきたのは為政者の方だ。
この国の若者の満足度が高いのは、未来が見通せないから。今とか、ちょっと先のこと、身近な人との付き合いや、娯楽や、小さな幸せの方が大事に決まってて、今はそれで満足なのだ。
たぶん、みんな日本という“くに”は好きなんだと思う。ある若い社会学者は「戦争が起こって、自分に火の粉が降りかかるならば、逃げる」と言っていた。大多数の人はそうだと思う。
もっと信用できる“政府”になっていって欲しいし、アスリートがプロパガンダとして利用されないように願いたい。
2018.02.22 / Top↑
今年はじめてのライブが決まりました。
約9ヶ月ぶりやなぁ。しっかりやりたいと思います。

2018.3/18(日) 阿倍野 流流
「夜明け前」
開場 14時 開演 14時半
前売¥2000/当日¥2500(1D付)
出演:ミカミッヒ、大塚絵美、矢谷ウメ子、ヒトリバンケット と いとうゆきこ


以下、最近の読書(短評)です。


『ここは退屈迎えに来て』
山内マリコ

何気なーく、自分の誕生日をネットで調べていて、全く(年齢も)同じ誕生日の人で作家の人がいるのを見つけた。それが山内マリコさん。大阪芸大卒。ちなみに出身は富山県だそうです。
さて、この作品は短編集。・・のように見えて巧妙に全ての話が絡まり合っています。
地方都市の日常と、青春時代の回顧のようなストーリー群。
昨今、日本には似たような地方都市がたくさん出来てきているように思う。ひと昔前のそれとは違って。
一番はじめの短編に出てくる“ファスト風土”という言葉が実に言い得て妙で。
ダイソー、ブックオフ、TSUTAYA、西松屋、しまむら、マクドナルド、スターバックス、洋服の青山、ニトリ、コジマ、ユニクロ、スーパー銭湯、パチンコ屋、そしてイオン・・などが連なる景色のことを言うのだそうだ。
“ヤンキーとファンシーが幅をきかす郊外文化”っていうのもうまいなぁ。
読み進めていく中で、ものすごい共感できることとか、友達になれそうな登場人物とかいっぱい出てくる。同じ時代を生きた人が書いた小説なのだなぁということをひしひしと感じたけど、おそらくこれらに共感できない同い年もたくさんいるだろうな、とも思った。
なんだか、懐かしかったり、登場人物のダサい奴が昔の自分みたいな気がして情けなくなったり、胸が締め付けられるような一冊でした。


『SEED』①〜⑩(漫画)
作・ラデック鯨井/画・本庄敬

1996〜2004年くらいまでビジネスジャンプで連載されていた作品。種子法についてネットで調べていたとき、あるブログで紹介されていたのを見て購入。作者のラデック鯨井さんは、もうお亡くなりになられているのですが、“勝鹿北星”という名義で浦沢直樹氏の「マスターキートン」にも作者として関わっている方です。
さて、この『SEED』なんですが、主人公は農業コンサルタント会社の社員。テーマは、農業や環境問題などが中心で、自然農法などにも触れています。
15〜20年くらい前の作品ですが、ここで扱われている問題はいまだ解決していないように思いました。
例えば、政府開発援助(ODA)の話。他の本で読んだことがありますが、“援助”という名目で現地の育んできた農業やノウハウを破壊し、高額の機械をローンで買わせ借金漬けにしたり、とか。
所謂“提案を持った莫迦野郎”ってやつです。
そして、その“援助”の金はもちろん税金。その金は結局、“援助”している国の企業に入っていく。みたいなこととか。
もちろん、現地の人のことを十分に考えた素晴らしい援助もあります(物語の主人公は、かなり素晴らしいです)が、我々が日々何気なく消費しているものは、どこから来て、どう作られているのか、ということや、地球と私たちの関係を改めて考えさせられた。あるブログでは「農学部の教科書にしたらええのに」ぐらいのことを書いている人もいました。
めっちゃおもしろい漫画です。


『シュタイナー教育のまなざし』
吉良創

オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱した教育法の関連本。
この本にも書いていますが、シュタイナー教育については、一貫した考えみたいなものはありますが、教える人それぞれが裁量を持っておこなっているので、やり方を押し付けるようなものではありません。自分自身、子育て真っ最中ということもあり、前々から興味があったので、読んでみました。
読み進めていて思ったのは、僕らが子どもに対して無意識にやってしまっていることが、いかに子どもの自発性を奪ってしまっているのか、大人の描く“子ども像”を押し付けているのか、といったことがわかる。“子どもに対して畏敬の念をもつ”というフレーズがとても印象に残った。これは、先日読んだ茂木さんの編著「介助/赤ちゃん/神と死者」に書いてたこととリンクするような気がしました。
もちろん、シュタイナー教育が全てではないけど、自分の子育てにとても参考になりました。


おまけ

『だいこんどのむかし』(絵本)
渡辺節子/ぶん
二俣英五郎/え

自分がおそらく幼児の頃に読んでいたものと思われる。実家にて発掘したものを子どもに読んで聞かせています。何冊か見つけましたが、2歳7ヶ月の息子はこれが一番お気に入りのようです。
昔話なんですが、台詞まわしが独特で、調べてみると山形の民話なのだそう。
物語の内容は、ユーモアがありながらも人間の傲慢さとか愚かさが表現されていて、大人になってから読むのもいいなぁと(昔話は大体そういうことが多いですけど)思いました。
2018.02.05 / Top↑