友人夫妻が主催している“憲法カフェ”に行ってきました。“カフェ”といっても、友人宅のリビングで弁護士の方を呼んでみんなでお茶でも飲みながらお話してもらう感じです。
何度か参加させてもらっているが、やはりここに来てもらうまでが大変だと毎度友人も話している。
こういう集まりや、この類の話題を敬遠する人は多いと思う(以前参加した時のblogにも書いたと思います)。
これは学校教育とか、メディアとか、いろんな側面があるので、とりあえずそれは置いといて。

“日々の生活で大変” “そんなことを考える時間の余裕がない” とか、そういう風に言う人も少なくない。
しかし、憲法はわたしたちの生活に深く直接的に関わっている。わたしたちの生活を守ってくれているものでもある。今日本に住んでいるほとんどの世代が当たり前のように享受してきたものだ。この国で暮らしているなら、それを知っておいた方が良いなぁと思う。おそらく当たり前すぎて気付けていない人は多いように感じます。

日本はいい国だと思う。但し、戦後70年ほどたった今は、たぶん大きな転換期だ。憲法改正の話もこの大きなうねりの中の出来事のひとつであると思う。

憲法については、憲法カフェに参加させてもらって以来、自分でも何冊か本を読んだりして、まだ全然足りないとは思うが、自分なりに勉強した。

“押しつけられた憲法” だとか、“70年も経っているから改正すべき” とか、“諸外国はもっと頻繁に改正してる” とか、色々と言われています。

しかし、そんなことを言う前に、“今の憲法にはどういう内容が書かれていて、それによってこの国に生きているわたしたちの生活とか権利がどのように守られているか”を知るべきです。

もし今、国民投票になったら、改正案が通るかもしれないと思う。テレビやネットは“イメージ”を流布する。本当に知らなければいけないことを包み隠してしまう。

余談になりますが、憲法カフェのあとの雑談で、イラク戦争の話になって、“イラクに大量破壊兵器はありませんでした”と公式発表されていることを知らなかった、という人がいた。これはごく普通の反応なのだと思う。戦争がはじまった時は新聞・メディアで大々的に「イラクは大量破壊兵器を持っています!だから攻撃します!悪の枢軸です!」と報道された。
しかし、「大量破壊兵器ありまへんでしたわ、アハハ」という報道は、新聞の一面にはならず小さな記事で報道されたからだ。
(さらなる余談。ちなみに圧倒的に破壊されたイラクで大儲けしたのは、インフラ再建や軍需産業などのグローバル企業、そして投資家たちだ。)
今の北朝鮮の報道や、シリアのアサド政権が化学兵器を使用した(これはアサドが100%使ってないと公式発表している)こととかと被る。

テレビや新聞のニュースを“点”でみる危うさだと思う。物事はずっと繋がっている。“線”でみることをぼく自身は意識している。

ものすごく話がズレました。続きを。

学んでいくとわかりますが、自民党の改憲草案はひどすぎる内容です。ただ、これを全部通す気はないように思います。値引き交渉と同じで、初めにとんでもない金額を言ってびっくりさせて、譲歩したようにみせるあの手法だと思う。

で、何が“酷すぎる”のかというと、よく聞く言葉かもしれませんが、“立憲主義の完全否定” これに尽きます。

憲法=国家権力を縛るもの
(法律=国民がまもるもの)

です。これが立憲主義の基本。

しかし、自民党改憲草案は、ほぼ全ての条文を巧妙に変え、“国家権力を縛るもの⇨国民を縛るもの” にとってかわっています。
特に新設の98条のヤバさは尋常じゃない。
ネットで検索すると、比較してるサイトはたくさんあるし、関連本もたくさん出ています。これは“陰謀論”でもなんでもありません。
ちなみに個人的には9条に関しては、今のところ改正も必要かもしれないと思っている。あくまで今現在色々と知識を得た段階での意見ですが。
9条の是非だけを必要以上にクローズアップして議題に挙げてしまうのはとても危険です。「じゃあ、9条は変えた方がいいから改正に賛成!」となって、大切な権利を奪われてしまいかねない。(その他にも維新や自民が言っている「教育の無償化には改正が必要」というのも、現行法で対応可能という憲法学者の意見もある。などなど)
肝は98条や我々の権利を狭めるような条文の改正だと思います。

全てを知った上で“自民党改憲草案”を受け入れることができるのであれば、現政権を支持するか、今まで通り無関心でいればいいと思う。

これまでは無関心でも問題なかったのかもしれない。そして、無関心でいるように仕向けられていたのだと思う。自分や自分のまわりの生活や社会が少しずつ息苦しくなったり、なんか嫌やなって思うことが増えてはいませんか?
いま、自分がこの国で生きていく上で何を与えられて生きているか、今一度考え直す時期にきているんだと思う。

最後に。最近、青木拓人くんの文章に感銘を受けたので、貼り付けておきます。
現代を生きる我々の心に響くものだと思う。
青木拓人くんのtumblr
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2017.04.19 / Top↑
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