昨年の6月から、月イチで釜ヶ崎のココルームに足を運んでいます。“小沢健二の「うさぎ!」を読む会”への参加のため。

いつも難波屋に寄って一杯やってから、行くのが楽しみのひとつ。麻婆豆腐が美味。

オザケン氏の「うさぎ!」に関しては、このブログでも何回か触れたことがあるかもしれません。第1話(お話の形式になっている文章です)は、ネット上で読めますので、興味がある方は読んでみてください。

「うさぎ!」第1話

ちなみにこの第1話は、2005年に書かれていて、現在は40話を超えていまだ連載中です。ちなみに連載は、オザケンの父・小澤俊夫氏の“小澤昔ばなし研究所”から発刊されている季刊誌「子どもと昔話」にて書かれています。

それはさておき、先月この“読む会”で「ベーシックインカム」が話題にあがり、気になったので、2冊の関連本を購入して読んでいるところ(読む会ではいつも色々と知的好奇心を刺激されています)でしたが、息抜きにちょっと前に買って積んでた「マチネの終わりに」を読みました。

話題作だったので宿命的に賛否あるみたいですが、個人的にはとても楽しく読めた作品でした。
天才クラシックギタリスト蒔野と国際的なジャーナリストの洋子の恋模様を主に繰り広げられる物語。
以下、若干のネタバレあるのでご注意を。

恋愛劇の核心には触れませんが、なんとなく印象に残った箇所を少し。

洋子とリチャード(洋子の大学時代の友人で婚約者であり、後に結婚に至る)との口論のシーン。
夫となったリチャードは経済学者で、リーマンショック時に(結果的に)暗躍してしまうことになったことを、洋子は責めるつもりはないが言葉尻から結局は責めるのことになってしまう・・という描写があって、リチャードは、洋子と幼い息子を養うためには仕方ないと言い、自分の仕事をなんとかして正当なものだと理由付けをする。
“今だけカネだけ自分だけ”という、昨年読んだ新書に出てきた言葉が頭に浮かんだけど、自分だったらどうだろう。家族の為だったら・・。
いや、でも、気付いているなら、自分が正しいと思う方に舵をとるかもしれない。結局はまわりまわって自分たちにしっぺ返しがくるはずだと思う。綺麗事ではなくて、こういう一人一人の判断が世の中を変えていくと信じたいし。最悪、収入がなくなったり、住む家がなくなったりしても、この国だったらなんとか生きていく術はあるし、とか。そんなことを考えたりした。

生きていく中で、選択を迫られる場面というのは結構あって、その判断にできるだけ後悔のないようにしたいけど、難しいなぁ。
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2017.06.19 / Top↑
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