身内自慢になりますが、わたしの姉がこの度『世界遺産検定』の“マイスター”に合格しました。
マイスターは、合格率20%と言われる一級よりさらに上位の資格で、試験の設問は全て論述。ただ知識だけあればいいものではなく、世界遺産に対する自分自身の意見を持っていなければ合格することはできない難関だそうです。
それに合格した姉。ほんとすごい。
中学校の時とか勉強に対する集中力とかがズバ抜けていたのを思い出しました。5教科で490点とか。
一級の時も今回のマイスターの時も、ノートにビッシリとまとめていました。字も綺麗。あぁ姉自慢。

そんな姉が、この度の「百舌鳥・古市古墳群」の世界遺産登録に対して、否定的な見解を示していました。
ちなみに姉は堺市民です。

何故かと尋ねたところ、
“個人的な見解”と前置きした上で

-真面目に推薦活動してはる人には申し訳ないけど、
毎年、各世界遺産条約締約国に1件推薦枠があるが、今回の推薦はかなり強引な印象で、別に毎年絶対推薦出さなあかん訳ではないのに、推薦枠があるからどれか出そうみたいな感じ。古墳含めて他の推薦物件も完全な推薦書とは言えない。文化庁は今の時点で取り下げもあり得ると言っている。
でも1番恐れてるのは、世界遺産委員会の前にある専門家の事前調査で登録勧告が出なかった時、自治体(府とか市)は猛反撃するやろうという事。4回目の挑戦でやっと推薦されたし、簡単には引き下がらんと予想される。
文化遺産とか自然遺産に対して世界的に活動してる専門家や文化庁が、“推薦は微妙”と現時点では判断している。
ここ最近(沖ノ島の件もそうだったように)ではその専門家の勧告でさえ世界遺産委員会で簡単に覆されていることを危惧している。

今登録されてる世界遺産の中にはもうすでに数件の墳墓や古墳があるし、それに匹敵する価値があればいいけど…。
百舌鳥古市古墳群も教科書に載るぐらいの有名な古墳やけど、無理に世界遺産にこだわらなくても独自に守っていけばいいのに、と思う-

というような返答だった。
いちマイスターの意見。個人的見解ではありますが、重みがある。もちろん違う意見のマイスターもいるかもしれませんけども。

みんなではないけど、“世界遺産=観光資源”と考えている人が推薦している人の中には多くいて、“遺産として守っていく”という本来の目的ではなく、観光地として有名になる道具として“世界遺産”が使われてしまうということ。
ちなみに、熊野古道は世界遺産登録されたことにより、ゴミや落書きなど、一部悲惨な状況になっていたこともあったらしい。

富士山のときもそうだったけど、日本のメディアの世界遺産に対する扱いが、“経済効果”とかそういう視点でしか見ない風潮を作りあげていることが問題であるような気がします。

“世界遺産”というネームバリュー。価値が認められた上で登録されることは素晴らしいと思うけど、報道での伝え方とか、訪れる人のマナーだとか、そういう部分を考えるとなかなか一筋縄ではいかんのやなぁと思いました。

ともあれ、世界遺産検定は非常におもしろそうです。
昔から地理や歴史は好きなので、機会があれば挑戦してみたい。

マイスターの姉は世界遺産検定の講師の資格も有しているので、教えてもらおうかな。
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2017.08.01 / Top↑
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