今年はじめてのライブが決まりました。
約9ヶ月ぶりやなぁ。しっかりやりたいと思います。

2018.3/18(日) 阿倍野 流流
「夜明け前」
開場 14時 開演 14時半
前売¥2000/当日¥2500(1D付)
出演:ミカミッヒ、大塚絵美、矢谷ウメ子、ヒトリバンケット と いとうゆきこ


以下、最近の読書(短評)です。


『ここは退屈迎えに来て』
山内マリコ

何気なーく、自分の誕生日をネットで調べていて、全く(年齢も)同じ誕生日の人で作家の人がいるのを見つけた。それが山内マリコさん。大阪芸大卒。ちなみに出身は富山県だそうです。
さて、この作品は短編集。・・のように見えて巧妙に全ての話が絡まり合っています。
地方都市の日常と、青春時代の回顧のようなストーリー群。
昨今、日本には似たような地方都市がたくさん出来てきているように思う。ひと昔前のそれとは違って。
一番はじめの短編に出てくる“ファスト風土”という言葉が実に言い得て妙で。
ダイソー、ブックオフ、TSUTAYA、西松屋、しまむら、マクドナルド、スターバックス、洋服の青山、ニトリ、コジマ、ユニクロ、スーパー銭湯、パチンコ屋、そしてイオン・・などが連なる景色のことを言うのだそうだ。
“ヤンキーとファンシーが幅をきかす郊外文化”っていうのもうまいなぁ。
読み進めていく中で、ものすごい共感できることとか、友達になれそうな登場人物とかいっぱい出てくる。同じ時代を生きた人が書いた小説なのだなぁということをひしひしと感じたけど、おそらくこれらに共感できない同い年もたくさんいるだろうな、とも思った。
なんだか、懐かしかったり、登場人物のダサい奴が昔の自分みたいな気がして情けなくなったり、胸が締め付けられるような一冊でした。


『SEED』①〜⑩(漫画)
作・ラデック鯨井/画・本庄敬

1996〜2004年くらいまでビジネスジャンプで連載されていた作品。種子法についてネットで調べていたとき、あるブログで紹介されていたのを見て購入。作者のラデック鯨井さんは、もうお亡くなりになられているのですが、“勝鹿北星”という名義で浦沢直樹氏の「マスターキートン」にも作者として関わっている方です。
さて、この『SEED』なんですが、主人公は農業コンサルタント会社の社員。テーマは、農業や環境問題などが中心で、自然農法などにも触れています。
15〜20年くらい前の作品ですが、ここで扱われている問題はいまだ解決していないように思いました。
例えば、政府開発援助(ODA)の話。他の本で読んだことがありますが、“援助”という名目で現地の育んできた農業やノウハウを破壊し、高額の機械をローンで買わせ借金漬けにしたり、とか。
所謂“提案を持った莫迦野郎”ってやつです。
そして、その“援助”の金はもちろん税金。その金は結局、“援助”している国の企業に入っていく。みたいなこととか。
もちろん、現地の人のことを十分に考えた素晴らしい援助もあります(物語の主人公は、かなり素晴らしいです)が、我々が日々何気なく消費しているものは、どこから来て、どう作られているのか、ということや、地球と私たちの関係を改めて考えさせられた。あるブログでは「農学部の教科書にしたらええのに」ぐらいのことを書いている人もいました。
めっちゃおもしろい漫画です。


『シュタイナー教育のまなざし』
吉良創

オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱した教育法の関連本。
この本にも書いていますが、シュタイナー教育については、一貫した考えみたいなものはありますが、教える人それぞれが裁量を持っておこなっているので、やり方を押し付けるようなものではありません。自分自身、子育て真っ最中ということもあり、前々から興味があったので、読んでみました。
読み進めていて思ったのは、僕らが子どもに対して無意識にやってしまっていることが、いかに子どもの自発性を奪ってしまっているのか、大人の描く“子ども像”を押し付けているのか、といったことがわかる。“子どもに対して畏敬の念をもつ”というフレーズがとても印象に残った。これは、先日読んだ茂木さんの編著「介助/赤ちゃん/神と死者」に書いてたこととリンクするような気がしました。
もちろん、シュタイナー教育が全てではないけど、自分の子育てにとても参考になりました。


おまけ

『だいこんどのむかし』(絵本)
渡辺節子/ぶん
二俣英五郎/え

自分がおそらく幼児の頃に読んでいたものと思われる。実家にて発掘したものを子どもに読んで聞かせています。何冊か見つけましたが、2歳7ヶ月の息子はこれが一番お気に入りのようです。
昔話なんですが、台詞まわしが独特で、調べてみると山形の民話なのだそう。
物語の内容は、ユーモアがありながらも人間の傲慢さとか愚かさが表現されていて、大人になってから読むのもいいなぁと(昔話は大体そういうことが多いですけど)思いました。
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2018.02.05 / Top↑
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