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3/18。阿倍野流流。久しぶりの公式ライブでした。
いとうゆきこ氏とデュオにて演奏。
ご一緒した、矢谷ウメ子さん、大塚絵美さん、ミカミッヒさんとムラカミマイさん。みなさんやはり猛者でした。
気持ち高まる良き復帰ライブになりました。
少し緊張はしましたが、新しい曲もできたし、5月に閉店になってしまう流流で演奏できてよかった。

そして、見てくれたみなさん、どうもありがとうございました。
当日びっくりのお客さんが来てくれたり。気にかけてもらっているのは本当に嬉しいことです。
少しずつ少しずつ、やっていこうと思う。

【セットリスト】
1.泡沫の日々
2.アトリエの少年
3.シネマの唄
4.春の唄
5.さいごの朝
6.暮らしの唄


次回のライブは、
4/28(土)谷町九丁目ワンドロップ
open 19:30 start 20:00 ¥1500(1D別)
出演:ヒトリバンケット、久保田和之、鳩羽ネヲン

です。


さて、以下は短評シリーズ第三弾です。
ご興味ある方はどうぞ〜。


『食いつめものブルース』(山田泰司)

渡辺哲存さんというシンガーソングライターの曲に「単純だ」という曲がある。
尖閣諸島や反日デモのニュースを見て、中国人が嫌いになったけど、友人を介して知り合った中国人たちと1日を過ごして、とても良くしてもらって、中国人が好きになった・・という歌だ。
この本を読んでいて、哲存さんのこの曲を思い出していた。
“食いつめもの”とは、“食えなくなった”という意味。所謂、中国で“農民工”とよばれる人たちの実情を描いたルポだ。著者自身が農民工と友人関係であったり、かなり密接な関係を築いた上で書かれている。
“爆買い”や“反日デモ”などから想起される中国人像とは全く異なる人たちの生き様を感じることができる貴重なものだと思う。
中国は現在も、農民籍と都市籍が分けられていて、戸籍の移動は許されておらず、農民籍の人たちは都市で働く上で色んな制約を受けている。
ある家族は、違法に賃貸された廃墟などで暮らすことを余儀なくされていた。しかし彼らは、淡々と働き、力強く生き、子供を大切に育てる姿などが印象的だった。
しかし、やはり理不尽なことは多い。都市籍の人と恋に落ち、子供を身籠った農民籍の女性は、農民籍ということで結婚を断られ、シングルマザーとなって子供を育てることを決めたが、中国では正式に結婚をした夫婦以外は子供を持つことはできない。法律上の“罰金”を払わなければ、その子の戸籍は認められないのである。なんちゅう国や。
戸籍がないと、学校にも行けないし、医療は100%自己負担となる。だから、罰金を払ってでも戸籍を“買う”しかない。というような話とか。
北京オリンピック、上海万博、不動産バブル、マンションが居並ぶゴーストタウン。まるで使い捨てられるように消費されていく農民工たち。
抜かりのない政府は、メディアなどを通して歯向かう意識を削ぐことには入念だったりする。
それが功を奏しているからかどうかはわからないが、彼らは根本的なところに怒りを見せない。それはあきらめなのか。
しかし、徐々に追い込まれていく彼ら。
これからどこへ向かっていくのだろうか。またこの著者のルポが出たら読みたい。
哲存さんの歌じゃないけど、ひとつの国があれば、そこには当たり前に色んな人が住んでいて、顔を付き合わして話せば親しみを持てる人がほとんどのはずだ。
ただひたすらにそこに住んでいる人たちのことを決めつけて、排他的になってしまうのは本当に悲しいことだと思う。



『真説国防論』(苫米地英人)

現在の国会の状況は、憲法論議どころではない感じになってしまっていますが、時がくればまたやってくるであろう憲法改正の話とか、昨今の北朝鮮情勢などを鑑みて、読もうと思った一冊。
“天才”と呼ばれる著者の詳細に関しては、興味ある方はネットで調べていただけたらと思いますが、とある国際会議にアジアからただ1人だけ参加してたとか、ほんとに何者なんだろうかと思う人です。
ともかく、その知識の豊富さと経験、交友関係の広さから紡ぎ出される言葉には説得力がありました。
いくつか印象に残ったことを。

まずは、国連憲章における“敵国条項”の話。
日本は第二次大戦後、イタリア・ドイツと共に国連による“敵国”として現在も見做されている。
イタリアとドイツに関しては、NATOへの加盟により敵国条項は事実上適用外。
つまり、現在の国連において“敵国”と認定されているのは世界で唯一日本だけということになります。
“死文化”しているという向きもありますが、それはあくまでも建前。敵国の状態でいるということは、「日本が戦争を起こす火種があれば、国連の許可なく他国は戦争を仕掛けてもいいですよ」ということになる。
憲法を改正したり軍拡をすることにより、それを“火種”と称して中国などが攻めてくる理由付けになることを著者は警告しています。

次に、“北朝鮮の脅威”に関すること。
テレビや新聞、ネットなどの報道では「北朝鮮のミサイルに日本が狙われている」論調ですが、これに関しても冷静かつ理論的な分析をしている。
まず、北朝鮮は“反米”ではあるが、露骨に“反日”ではない。というか、日本をそんなに重要視していない。そして、PAC3やイージス・アショアなどに代表されるミサイル迎撃は、日本を守るためではなく、本当はアメリカの防衛の為のものなのに、日本は多額の費用を出してそれらを購入している。アメリカの死の商人であるMIC(軍産複合体)を太らせ、日本の防衛費を増やさせ、日本経済に打撃を与えることもできる。これは陰謀論でもなんでもない。
“アメリカ・ファースト”を地でいっているのは、安倍政権だと指摘し、軍事分野に関してもかなり詳しい著者は、効果的な防衛費の使い方にも言及している。
その他も気になったところをあげればまだありますけど、このあたりで。
中国脅威論のことだとか、“国防”の本当の意味など、いまの日本が置かれている状況と、これから私たち一人一人が、自分の住む国について考えていく上でのヒントがたくさん詰まっています。
現政権を無条件で擁護する人も、9条至上主義の人も是非読んで欲しいなと思う。
「平和ボケ」と揶揄されることがありますが、これを読めば、少し世の中の見え方が変わるかもしれません。おすすめです。
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2018.03.20 / Top↑
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